書籍・雑誌

2024年12月 2日 (月)

藤沢周平「海鳴り」

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藤沢周平のまだ読んでいなかった小説をみつけた。

「海鳴り」。上下2冊ある。

主人公の心理のこまかい展開を書いている。

2024年12月 1日 (日)

ドン・ウィンズロウ「報復」

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訳 青木創・国弘喜美代。

ドン・ウィンズロウの小説を読むのは久しぶりだな。 

2024年11月20日 (水)

1973年11月号の「解釈と鑑賞」

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これはいい雑誌のようだ。

最初に載っている内村剛介の「現代文学と革命思想」がいい。

読んでみよう。

2024年11月18日 (月)

小林秀雄「常識について」

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小林秀雄のソビエト認識はおかしいな。ピンボケしている。

2024年11月 9日 (土)

ヘーゲル「哲学史講義Ⅱ」から

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「しかし欲望にできるだけしばられないようにするという生きかたは、抽象的な自由にすぎない。具体的な自由とは、欲望に無関心な生きかたをしつつも欲望を避けず、欲望を満たしながらも自由を失わず、共同体のなかで法に従った人間らしい生活を送ることにあります。これに反して、抽象的自由は共同体の生活を放棄するもので、―――個人が自分の主観に引きこもるのは反道徳的だといわねばなりません。」

2024年11月 2日 (土)

吉本隆明とミッシェル・フーコーの対談

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1978年7月号の『海』のなかの吉本隆明とミッシェル・フーコーの対談を読んだ。「世界認識の方法」と題されている。

この対談はもう何度か読んでいて、三度目くらいになる。

今回は今までとはちがう印象ももった。対談のなかの強い緊張感だ。今回はその緊張感を感じた。

それと初めてミッシェル・フーコーというのは面白い奴だなと思った。ミッシェル・フーコーのもつ傾きというか、こだわりというか、勢いに肯定的な印象をもった。

2024年10月21日 (月)

ヘーゲル「哲学史講義Ⅱ」から

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「一般概念こそが存在し、個別的なものも存在はするが、一般概念として存在するにすぎない。つまり、精神から生まれた実在たる単語や文のなかでは、思いこまれたそのままの個別的なものは、存在する場所がありません。ことばは本質的に一般概念だけを表現するのに、思いこまれているのは特殊なもの、個別的なものです。だから、思いこんでいることをそのままことばでいいあらわすことはできない。」

2024年10月20日 (日)

「おうはんえんこう」

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『space』178号に「おうはんえんこう」という詩を書きました。

2024年10月19日 (土)

小林秀雄「戦争について」読み終わる

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2024年10月11日 (金)

安田徳太郎

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1975年11月号の『現代思想』を読んでいたら、安田徳太郎という人が「思い出す人びと」というエッセイを書いていて、これはもしかしたらあの『精神分析入門』を翻訳した「安田徳太郎」ではないかと調べてみたら「あの安田徳太郎」だった。

面白い体験記で、この人は戦時中ソ連のスパイとして警察の特高課かなんかに捕まった人で、ゾルゲとか尾崎秀実とか西園寺公一といった人たちの名がでてくる。

獄中のことも書いていて、こういう政治的な人がフロイトの『精神分析入門』の翻訳をしたのかと思った。何だか不釣り合いな気がしたが、しかしこの人の翻訳した『精神分析入門』はいいものだった。

イデオロギーに凝り固まった人という感じはなくて、わりあい普通の、戦時中の普通の教養人といった感じだった。

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