気温が
気温が低くなると、身体も変わる。
気温が低くなると、身体も変わる。
睡眠についての本はいろいろ読んできたけれど、これはどっちかというと硬い、まじめな方の本。
『睡眠のはなし』 内山 真著(中公新書)。2014年発行のもの。
興味深いからだについての見方がいくつか載っている。
眠っているときに、その日行ったことの記憶が、技能についてなら技能の経験の記憶が定着するのではないか(その日によく眠ったときと、眠らなかったときでは、あきらかに技能の定着に差があるらしい)、また脳の整理と整頓が睡眠中におこなわれているのではないかという身体についてのとらえ方が紹介されていて、
「また、ウィンスコンシン大学の精神科の研究チームは深いノンレム睡眠中には、日中にできた神経細胞どうしの余計な結びつきやネットワークをはずして整理することで重要なネットワークを増強するという仮説を立てて注目されている。」
という記述が興味深かった。
また、「DNAの二重らせん構造を発見したフランシス・クリック博士は、いろいろな動物の脳と人間の脳の比較をした。人間の脳が、この大きさでこれだけの機能を持っているのは、最大限に脳を使うために、不必要な記憶を消去する機能を持っているからだろうと考えた。そして夢を見ているレム睡眠中に記憶が消去されているという仮説を発表した。忘れる機能は、私たちの心の健康にとって重要な役割を果たしている。」という記述もある。
いやな夢をみることにはなにか意味があるのだろうという気がする。
からだ関係ではいちばんよくページを開いている本。
花粉がよく飛んでいるようで、鼻がつまり気味だ。呼吸が浅くなっている。
ものすごく寒い日は両足の内くるぶしの下に小さいカイロを貼るといい。まず靴下をはいて、カイロを貼る。そしてその上にまた靴下をはく。これでかなり身体は温かくなる。
朝起きたらマッコイ・タイナーを聴きながら身体をゆるめていく。整体、ヨガ、筋膜リリース、ツボ押しを組み合わせて身体を解きほぐしていく。
マッコイ・タイナーの演奏は2017年ニューヨークのブルーノートでやったライブで、マッコイ・タイナーのピアノとサックス、ベース、ドラムという四人の組み合わせだ。それを録画していて、毎朝それを聴きながら身体を解きほぐしていく。
日のよく入る部屋でエアコンをいれ、部屋を暖めて整体、ヨガ、筋膜リリース、ツボ押しをする。
コルトレーンの『コルトレーン・プレイズ・ブルース』というアルバムで、じつにスムーズで軽やかだ。
有益な本だと思う。
「・・・の場合は、専門医に調べてもらいましょう」という文章がやたら出てきてしらけるが、ツボの位置を示す図がわかりやすい。大きくてわかりやすい。ツボの押し方も、正式なものははじめて知ったように思う。これが正式なものだろう。手元に置いておきたい本だ。関心をもったり、症状が出てきたりしたら、この本を開いて試してみたい。
ツボのあるところはものすごく多くて、すぐさま覚えられるようなもんじゃないのだ。これは図書館で借りた本だけれども、本屋でみかけたら買ってもいい。ツボって体じゅうにあるんだなあと思った本だ。
『症状改善!ツボ大全』監修:布施雅夫 成美堂出版
去年ぐらいからかな、散歩していて、いつものように本屋に立ち寄るんだけれど、そこでいつものようにぐるりとまわって身体関係の本が置いてあるコーナーに行くんだけれど、そこで「筋膜」というタイトルのある本をみかけるようになったんだな。
だんだん気になってきて、手にとって立ち読みするようになったんだけれども、これは今まであった骨、筋肉、神経といった身体をみる見方の中に新しい項目がでてきたのかなという印象だった。
それで今度、図書館から「筋膜リリース」の本を借りてみた。テレビで何度か見かけたことのあるお医者さんが、書いているのか、監修しているのか、その本を読んでみた。
正直いって、いい本とも、強い印象を持つ本とも思わないけれど、やっぱり「筋膜」という新しい項目がでてきたんだなと思った。それと筋膜をリリースする、これは「筋膜」を「解きほぐす」といった意味合いで使っているようなんだけれども、その実技編をいっぱい載せていて、四つぐらいが使えると思った。それはいまでも続けてやっている。
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