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長く暑かった夏が印象に残るな。
本屋でいつも立ち読みしていたが、ブックオフでみつけたので買った。
訳は小野寺健 編訳となっている。
クリスチャンの友人が毎年クリスマスに贈ってくれていたシュト-レンが今年は製造が追いつかないという連絡があったということで、
代わりにクッキーを贈ってくれた。
これもおいしそうだ。
ホットミルクをたのんだ。
『space』173号に「『パリ、テキサス』」という詩を書いています。
「この普遍的なものがそれだけ取りだされて純粋に存在するすがたとしては、思考活動を思いうかべるしかない。」
これで2本目だな。
何年かかっただろう。
2020年10月に出た本だが、新型コロナウイルスについて、ぼくが読んだなかでは一番ちゃんとした本だった。
これは印象深い詩集だった。前半部が特にいい。
静かで、おとなしい、向こうから何かが訪れようとしているようなイメージを創り出している。
選ばれている書体も行間も詩に合っている。
「あとがき」がないのも面白い。
「アテネもまた民主制国家でしたが、その民主制はスパルタよりも純粋だった。市民各自が共同体の一員として、法律ないし国家との一体感を抱いていましたが、同時にまた、各人の個性や精神や思想が尊重されて、自分を生かし、自分を表現し、自分なりにふるまうことが個人にゆるされていました。共同体にそうした原理があるからこそ、個人の自由が偉大なすがたをあらわす。」
花といっていいのかどうか分からないが。
「これに反して、アテネ人たちはソロンによって権利の平等と精神の統一を保証する国家機構をあたえられたばかりでなく、個人にも活動の余地があたえられ、国家権力は(最高監督官[エフオロイ]ではなく)国民にゆだねられ、僭主追放ののちは、国民は国家権力を手中にした真に自由な国民となりました。個々人自身が全体を自覚し、全体のなかで自分を意識し、自分の行為をおこなっていたので、だからこそ自由な意識が形成されたといえます。」
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