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2021年8月23日 (月)

ソルジェニーツィン「甦れ、わがロシアよ」(訳 木村浩)

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『クライテリオン』という雑誌で伊藤貫という人がソルジェニーツィンの評論を書いていて、立ち読みだったが、これを読んで再びソルジェニーツィンに関心をもった。これはソルジェニーツィンを今「偉大なる反動」として読めるかもしれないなと思ったからだ。

 

それで手元にあったソルジェニーツィンの本を読んでみることにした。

これが今ぼくの持っているソルジェニーツィンの本のなかでは一番新しい本で、そしてソルジェニーツィンに強く違和感を持った本でもあった。民族主義的なのだ。

 

『収容所群島』を書いたソルジェニーツィンを深く尊敬していたし、追いかけてもいたが、この本以降は買って読むということはしなくなった。

プーチンと同じ壇上に上がっているソルジェニーツィンをテレビかなんかで見たり、プーチンを評価しているというような報道を目にしたりで、読まなくなってしまった。

 

しかしプーチンについてのことは依然として引っかかるが、しかし現代文明の大きな批判者としてのソルジェニーツィンを読みたくなった。

 

 

 

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コメント

伊藤寛ではなく、
伊藤貫でした。

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