映画の終わりをみた「極爆 マッドマックス 怒りのデス・ロード」
バカな企画だった。極爆というのは映画館側が極上爆音という意味合いで使っているもの。
はっきりいえば、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』という映画そのものとしてはかなり楽しめるんじゃないかという出来のものを、バカみたいにデカい音量で、ふつうに観ることができなくさせるという企画だった。
ぼくが気づいただけでも、上映が始まってから早々に4人の観客が映画館から出て行った。そのあとでもエンドロールが流れるまでにまた4人が出て行った。
この映画館とは長いつきあいだけれども、こんなことはなかったぞ。
映画でより利益をあげたいというのは当然のことだと思うけれど、もう少し常識的に映画のことが分かっている人間に企画させたらどうなんだ。
こんなことやっていると、ふつうに映画に興味をもっている人間がますます映画館から離れていくだろう。
世の中壊れかかっていると思ったよ。
この『マッドマックス 怒りのデス・ロード』という映画には、この音量は必要ないし、邪魔になってしまうものなんだ。通常のストーリーをもった映画にはそうなってしまう。
誰にでもわかることじゃないか。
それにこの音量の大きさと振動は、観に来ている者の身体にダメージを与えてしまう。こっちの方でも問題になるだろう。
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