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2015年10月 8日 (木)

2015「ラ・マンチャの男」

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 2012年いらいの公演。2階席ではじめて観た。

 最初観たのが青山劇場のはずで、それ以来よく観るようになって、ぼくには親しんだ芝居というか演劇というか、舞台となった。

 ほかに決まって観る芝居というのが唐十郎の唐組の芝居だけなので、都心の大きな劇場に行くのは、行く機会があるのはこの『ラ・マンチャの男』をやる帝国劇場だけになってしまった。

 最初観たときは三重の塔のような重構造の演劇に魅力と衝撃を受けたと思う。全体像が一挙にはつかめず、けわしくも難しくもあった舞台だったと思う。

 そのときに比べるとエンターテイメント性はぐっと前面に出てきている。

 松本幸四郎の歌がよかった。よく聴こえた。アルドンサが歌う<あの人はどうして~♪>とうたう歌はやはりみずみずしい。

 『ラ・マンチャの男』というのは音楽がいい舞台なんだなとあらためて思った。クライマックスの飛翔感は抑えているという印象だ。

 相手役のアルドンサなどかなり役者が新しくなっている。

 

 

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