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「個々の場面場面で、義務と義務が衝突し、道徳的ではあるがもはや絶対的とはいえないさまざまな内容を具体化するには、精神主体の決断で統一するほかないことが完全に意識されたとき、」
おいしかった。
戦時中に書かれたものだが、納得できる。
田村隆一訳。
アガサ・クリスティーのポアロもミス・マープルも出てこないミステリー。
初めて読む。
秋がやって来た。
花だろうな。
「一般原理を否定する実在的なものが個人という契機であって、」
『現代思想』1974年10月号の、吉本隆明の特集をやっている中の、吉本隆明と鮎川信夫の対談を読んでみた。「意志と自然」というタイトルが付いている。これは前に読んだことのあるもので、本に収められている形のものを読んだ。読むのは三度目くらいかなあ。でもやはり興味深く読んだ。そして当然ながら今までとはちがう視点も持った。「転向」についてのとらえ方はぼくはちがうな。「転向」という問題はまだ終わらない。終わらせてくれないのだ。
「歴史と文学」の中の<歴史>についての小林秀雄の見方に納得した。
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