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2023年9月16日 (土)

松川なおみ「丘をのぼる」

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思いがけない人から詩集が送られてきて、おどろく。

この人の旧姓を知ったとき、封筒の差出人だったか、そこに書かれてあるクセのある文字を瞬間的に思い出した。

印象的なタイトルだ。

素直な、童話的ともいえる詩が33編。この「型」は最後まで一貫している。歌うように、大きな音をたてずに、しかし声は出る。

詩集をある程度まで読みすすんだ時、この人の生来的な、「現実」との距離はどうなんだろうということに思いが至った。

簡潔で、長くなく、読みやすい33編。ほぼ一気に読んだ。

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