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花の名は分からない。
梅雨が始まった。
「インド哲学では、魂が肉体を解脱(げだつ)し、単純に自分だけになることが人間の本分であり、完全な抽象がよしとされる。ギリシャではそれと正反対で、魂の満足は逃避や抽象や自閉によって得られるのではなく、現在に満足すること、周囲との関係で具体的な満足を得ることにあります。」
紅茶はティーパック一つにお湯をそそいだだけのものだった。
それで280円。高い。もう頼まん。
今年はちゃんと食べられそうだ。
正式にはすすきじゃなかったように思うけど、まあいいでしょう。
川辺に生えていた。
ポアロもミス・マープルも出てこないアガサ・クリスティーのミステリー小説。
いろいろ考えさせられた。
「歩く」という詩を『別冊詩的現代 2023夏』に書きました。
『別冊詩的現代』は第1号で終刊となった『第三次詩的現代』の継承誌ですが、『詩的現代』については『別冊詩的現代』の編集兼発行者である愛敬浩一さんが「編集メモ」で発言しています。
「公共の法律は、個人がその意味を洞察し了解しないかぎり、個人にとって暴力のように思われます。」
読み出してしばらくして「文壇史みたいになってきたな」という印象で、読むのをやめようかとも思ったんだが、そのまま読みつづけた。それでよかった。
奥野健男の真っ直ぐな、広い道の真ん中を歩いているような書きぶりがよかったのだ。
奥野健男の太平洋戦争の敗戦直後と、それからの数年間について書いている事は興味深いものだった。
敗戦直後については吉本隆明の発言が印象に強いが、奥野健男のものはそれとはまた位置が違っている。もっと一般的な視線というところのもので、参考になった。
「栄養」になる本だった。
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