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2023年5月 1日 (月)

奥野健男「日本文学史 近代から現代へ」読み終わる

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読み出してしばらくして「文壇史みたいになってきたな」という印象で、読むのをやめようかとも思ったんだが、そのまま読みつづけた。それでよかった。

奥野健男の真っ直ぐな、広い道の真ん中を歩いているような書きぶりがよかったのだ。

 

奥野健男の太平洋戦争の敗戦直後と、それからの数年間について書いている事は興味深いものだった。

敗戦直後については吉本隆明の発言が印象に強いが、奥野健男のものはそれとはまた位置が違っている。もっと一般的な視線というところのもので、参考になった。

 

「栄養」になる本だった。

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