渡辺京二「幻影の明治」
最初はあまりに流ちょうな文章に逆に違和感を持ったが、次の章ぐらいから段々と入っていって、そのうち渡辺京二がオリジナルな思想を展開できる人だと知って、俄然興味を持ち、熱心に読んだ。
「幻影の明治」は図書館に読みに行っていて、少しずつ読んでいたんだが、ある日どう本棚を探してもみつからない。次に図書館に行ったときにもみつからない。それで誰か借りたんだなと図書館に置いてあるパソコンで調べてみたらやっぱり誰か借り出していた。
しばらく読めなくなったのだ。
そのあいだ、棚にあったやはり渡辺京二の「バテレンの世紀」を読んでみたが、これはダメだった。アレルギー反応を起こしてしまった。
早々に本棚に返した。
家の本棚にある渡辺京二の「北一輝」もあんまり印象にないし、他の人が書いた北一輝のほうが印象に残っている。
渡辺京二は読む本によってかなり印象の変わる人じゃないかと思う。
でも、せっかく<みつけた>のだから「北一輝」はもう一度読んでみようと思ってる。
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