スティーヴン・ハッサン「マインド・コントロールの恐怖」(訳 浅見定雄)
とうとうこの本を読むことになった。これが済めば次の段階に移ることになる。東京の昭島市にあったある整体団体を作りあげた整体師とその団体のメンバーたちのいた世界を知るためのヒントを得たいと思って読む本だ。何らかのヒントを与えてくれるだろう。
マインド・コントロールについてスティーブン・ハッサンは、「個人が自己自身の決定を行なうときの人格的統合性を切り崩そうとするシステム。その本質は、依存心と集団への順応を助長し、自律と個性を失わせることである。行動、思想、感情、情報をコントロールすることによって達成される。「洗脳」とは違い、あからさまな物理的虐待をともなわず、グループ内の強力な教え込み効果によって作用する。」と言っている。適切な定義だと思う。
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