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「真理が抽象的だとすれば、それは真理ではありません。健全な人間理性は具体的なものをめざします。分析的知性の反省が加わるところから、理論は抽象的になり、真ならざるもの、頭のなかだけの正しさになり、とりわけ非実用的なものになる。哲学は抽象をもっともきらい、具体的なものに帰っていくものです。」
ひさしぶりだ。
やっぱり桜だろうな。ずいぶん早く咲いていたけれど。
「他人の身になって考える」ということではないな。対象を考えるということ、あるものを対象化するということは「他人の身になって考える」ということではないな。いまいち「対象化する」ということがどういうことかよく分からない。
ヴァーツラフ・ハヴェル『力なき者たちの力』(訳 阿部賢一)。
読みだしてすぐ、これはハズれだ。訳が原著に忠実なら、これは「インテリの本だ」とがっくりしたが、そのまま読んでいたら、これはいけるんじゃないかと思った。期待通りのものかもしれないと思った。
ぼくはこの、今の複雑な高度管理社会を読み解くヒントが欲しかったのだ。
得るものがありそうだ。
「ホワッツ・ゴーイン・オン」と「マーシー・マーシー・ミー」は名曲だ。
中古としては高い780円を出して買ったんだが、ハズレだった。うらむぜ。
ジョン・マクラフリンはマイルス・デイビスの『ジャック・ジョンソン』でのギタープレイが衝撃的で、ほんと凄くて、以来気にしてきたミュージッシャンなんだが、あれだけなんだろうか。このアルバムは「小細工してる」と思った。いまも生きて活動しているのかどうか。
「精神が自己を認識し、自己を対象化し、自己を発見し、自己を自覚し、自己と合体することです。精神は二重化し、自己を疎外するものですが、二重化や自己疎外は、自己を発見し、自己に還ってくるためのものです。自由とはそこにしかなく他者に関係しないもの、他者に依存しないものは自由ではありません。精神は自己に還ってくることによって自由を達成します。ここにはじめて真の所有が、真の自己確信があらわれます。」
どういう訳だか、パンへの食欲が強い。
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