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黒くて、粘っこい、B.B.キングのブルース。「ザ・スリル・イズ・ゴーン」とか入っている。
J・R・R・トールキンの『ホビット』<ゆきてかえりし物語>を読みだしている。翻訳は山本史郎。これは『指輪物語』の前に書かれたもののようだ。こっちが先なのだ。
読みはじめたばかりだがこっちの方が面白そうだ。
おいしかったが、においがイマイチだった。
「認識、学習、学問、行動の一切がめざすところは、ほかでもない。内的で潜在的なものを外にひきだし、対象化することです。
変化するというのは、目に見える存在へと移っていきながら、なお同一のままにとどまることです。」
「これはどういうことなのか。潜在するものは、目に見える対象となって、意識にやってこなければならない。それが自覚するということです。対象となったものは、もともと潜在的にあったものと同じものです。だからこそ自覚したといえるので、そのとき人間は別人となるのではなく、自分を保持しつつ二重化されます。人間は考えるものですが、考えられるものは思想であり、思考の唯一の対象は思考そのものであり、」
J.R.R.トールキンの『指輪物語』、読み切ったと思っていたら、「追補編」というのがあった。『指輪物語』の登場人物たちの家系につらなる物語のようだ。
『指輪物語』は書き上げるのに20年近くかかったらしい。
苅田日出美(かんだ・ひでみ)さんの詩集『草茫茫』。軽妙で、語り調の、ものすごく上手い詩を書く人だった。さっぱりもしていて、好感も持てた。1938年生まれの人だった。
ニール・ヤングのベストアルバムだという評があったけれど、確かにいいアルバムだ。統一感がある。
おいしく飲みやすいワインだった。
「哲学史の全体は、過去の、たんに肉体的に死んだ個人の王国であるのみならず、つぎつぎと前代の哲学を死に至らしめ埋葬していきつつ、みずからも反駁され、精神的に古びていく哲学大系の王国でもあるのです。その意味では、『われに従え』というよりむしろ、『汝自身に従い、汝自身の思いこみをもちつづけよ』というべきでしょう。他人の思いこみなどどうでもいいというわけです。」
鼻うがい用の塩。
明けましておめでとうございます
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