ポール・クローデル「孤独な帝国 日本の1920年代」を読み始める
外交官でフランスの駐日大使だったポール・クローデルの外交書簡を本にしたものを読み始めている。訳は奈良道子。
この人は詩も書き、戯曲も書く人だ。
常に何かを読んでいるが、読むに足る本というのはそんなにはなくて、この本を読み始める前には2冊、途中で読むのをやめてしまっている。
『孤独な帝国 日本の1920年代』を最後まで読むことになるのかどうなるのかまだわからないが、日本人とはちがうところからみた日本の政府の、日本の体制のなかの人びとへの視線、見方がいまのところ興味がもてる。
漫画家の谷口ジローが関川夏央の原作で描いていた山県有朋の姿と、フランス人ポール・クローデルの視線のなかの山県有朋の姿が重なる。こういう人物が日本の方向を決定する大きな力を持っていたのかと思う。
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