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2018年8月28日 (火)

工藤栄一の「大殺陣」

 これはすごかった。ここのところよく映画を観ているが、これが一番の出来だった。

 工藤栄一は『十三人の刺客』が有名だが、こっちのほうがよく出来ている。

 『十三人の刺客』は半ばくらいからヘタったところが出てくるのだが、『大殺陣』にはそれはない。殿様が警護役に守られて、刺客たちから逃げまわるというのが、『十三人の刺客』と似ていて、残念だとおもったが、それくらいだ。完璧といっていい。

 刺客たちも素行不良の刺客や、最後の最後でビビって、逃げ出す刺客もいたりして、多士済々だ。

 やっぱりいい映画というか、よくできている映画を観ると、カタルシスがある。

 監督 工藤栄一

 脚本 池上金男

 出演 里見浩太郎 大坂志郎 大友柳太朗 河原崎長一郎 平幹二朗 宗方奈美

 1964年 東映


 


 


 

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