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春になった。身体が動きだした。
花粉がよく飛んでいるようで、鼻がつまり気味だ。呼吸が浅くなっている。
よく通る道のそばの風景。
ごみの集まるところ、溜まるところで、ボランティアということはないと思うが、一人のひとが掃除している。一人でやっている。
桜だとおもう。散歩道で。
『季刊詩的現代』24号ができました。
ぼくは「新しい家」という詩を書いています。
特集は<芭蕉>。
表紙写真は鶴田初江さん。「山道を抜けると」。
24号の発行は3月7日。紹介が遅れたし、送るのも遅れると思います。
これは『アダムサイト』に書いた「六月の空」という詩の背景になった事件を説明する手紙をまたちがう人に書いているためで、ぼくにとって避けることのできない重要なことなので、これを優先させています。
「ソクラテスの弁明」につづいて「クリトン」を読んで、活路がひらけたように思ったが・・・、難しい。
ソクラテスは明らかに神(ダイモーン)を信じていた。ほかの誰がみていないとしても神(ダイモーン)だけは自分のおこないを見ているとおもっていた。
いまの日本でそういう存在を思うことはできない。特別に信仰の道にはいっている人間でなければ無理だ。その人たちでもソクラテスのように明らかに神が、自然に存在するとは思ってないんじゃないか。
偶然がたすけてくれることもある。
目がかゆくなりだした。花粉症だろう。
「ソクラテスの弁明」のソクラテスはいい。見事だとおもう。しかしぼくはこんなふうに生きられないとも思う。
読んでいて明るくなるという漫画じゃないけれど、この頃の水木しげるはすごい。
春になって、縮こまっていた身体が動くようになった。
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