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2017年8月27日 (日)

クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの1970年版の「サザンマン」を聴きたかった

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 『4ウェイ ストリート』というのはぼくが1970年代の初めくらいに買ったとおもう「CSN&Y」の、つまりクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのLPレコードだけれど、その中にはいっていた「サザンマン」という歌は、四人の(だと思う)ギターの掛け合いが素晴らしくて、当時どきどきしながら聴いていた曲だ。1970年のライブ録音だった。

 そのあと世の中は変わり、音楽はCDの時代になって、レコードは消えていき、ぼくの持っていたレコードプレイヤーも壊れ、この『4ウェイ ストリート』は聴くことができなくなった。けれども、この「サザンマン」のギターの掛け合いの音はずっとおぼえていて、また聴いてみたいと心のどこかで思っていた。

 そしてやっと聴けた。

 ユーチューブで「サザンマン」を探して聴くと、ニール・ヤングの「サザンマン」ばっかりで、CSN&Yの「サザンマン」がないのだ。あの「サザンマン」がない。

 あの四人の、クロスビー、スティルス、ナッシュ、ヤングのギターの掛け合い、語り掛け合いの「サザンマン」がないのだ。四人が音で問い、答えあっているような「サザンマン」が。これはクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングから独立し、ソロになったニール・ヤングの「サザンマン」なのだ。

 これもわるくないけれど、あれとはちがうなあ。おれの勘違いなんだろうか。これが「サザンマン」なんだろうかとさえ思ったりしていたが、やっと偶然あの「サザンマン」をみつけた。

 あのクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのギターのどきどきする掛け合いがある「サザンマン」なのだ。

 1990年代に四人が集まってやった「サザンマン」もあるみたいだけれど、それは聴く気にならない。

 1970年の「サザンマン」がいいのだ。

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