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2017年4月25日 (火)

映画館で

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 『アメリ』。

 よい映画でした。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

いい映画ですよね。アメリが好きな男の子のことを想って、身体がトロトロっと溶けていくシーンをよく想い出します。ああ、そういう身体感覚って、たしかにあったよなって、懐かしくなります。若いときの特権的な身体感覚ですよね。そういうシーンがたくさんあるステキな映画です。ひどい世の中になればなるほど、心が救われるような、そんな映画だと思います。 

ビデオで観て、印象に残っていたので、映画館でも観てみました。
山岸さんの言うように、夢想、孤独、一人ぼっち、から、現実に着陸していく姿が、身体をとおして現実を手に入れていく姿が、姿に、観ていて熱くなります。
ホッともします。

先日、アメリを借りて観てみました。トロトロっと溶けていくのではなくて、水がバシャッと
流れ落ちていく感じなんですね。映画全体の印象がアメリの心と身体を精一杯つかった身体表現のイメージがつよくて、記憶が少しずつ改変されていったのだと思います。こういうふうに記憶は変わっていくのでしょうか。布村さんが云うように、孤独な少女が自分のセンスと気持ちで恋人や家族や記憶といった現実をひとつずつ手に入れていく物語なんですね。いい映画でした。

『アメリ』はいい映画でした。
まだぼくの中に残っている映画です。

最近観たのは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。主演者がアカデミー主演男優賞をとっています。
期待したけれども、それほどでもなかったです。
主演者が、主演者の役の作り方が、そんなにいいとは思わなかった。耐えがたい体験に苦しむ男の話なんだけれど、それほどピンとはこなかった。具体的には声の出し方にひっかかってしまった。耐えがたい体験からくる、そのためのくぐもった声というこなんだと思うけれど。作りすぎを感じてしまった。

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