ヘーゲル「哲学史講義Ⅰ」についてのメモ その1
本屋でこの本を立ち読みしていて、この本はおれにとって重要な本になるかもしれない。おれはこの本を読んだほうがいいかもしれないというカンが働いた。
もう哲学の本を買うことはないだろうと思っていたし、本の裏には「本体1500円(税別)」とあったので何度も迷ったが、結局買ってしまった。
そして買ってよかったと思う。
ヘーゲル『哲学史講義Ⅰ』(長谷川宏 訳)。1620円払ったとおもう。
この前にじつは失敗していた。
高橋和巳という人の「こどもは親を救うために病気になる」というような本を買って、10数ページくらい読んで捨ててしまった。
新刊で買ったものだ。
最初はあの高橋和巳がこんな本を書いていたのかと驚いて手にとったのだが、ちがっていたけれども、それでもタイトルが面白くて立ち読みしているうちにこれは読んだほうがいい、読んでみようと思い切って買ったのだが、だめだった。
もちろんぼくは作家の『邪宗門』を書いた高橋和巳がこんな本を書いていたのかと驚いて手にとったわけだけれど、じつは同姓同名の人でこっちのほうの高橋和巳は精神医学の人だった。
立ち読みしていて、これはなにかおれにヒントをくれる本かもしれないと思ったのだが、ダメだった。
たぶん自分の母親との関係のことで、なにか気づくことがあるかもしれない、新しい視点をくれるかもしれないと思ったのだ。でもダメだった。
いかん体験だ。
« 2016~2017 笠岡の冬6 | トップページ | ヘーゲル「哲学史講義Ⅰ」についてのメモ その2 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ヘーゲル「哲学史講義Ⅰ」から(2023.05.29)
- アガサ・クリスティー「死が最後にやってくる」(訳 加島祥造)(2023.05.13)
- 「歩く」(2023.05.12)
- ヘーゲル「哲学史講義Ⅰ」から(2023.05.11)
- 奥野健男「日本文学史 近代から現代へ」読み終わる(2023.05.01)
コメント