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2016年11月16日 (水)

森田愛子「深呼吸のレッスン」

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 野口晴哉、片山洋次郎、ドナ・ファーリとからだの本を読んできて、森田愛子の『深呼吸のレッスン』に出会った。

 衝劇的だったのは、背をのばした状態のときよりも、猫背的なときのほうが(こういった書き方はしていないが)、息は、吸う息はよく入ると書かれてあったことだ。

 ぼくは猫背なので、整体をやりだしてからは、つねに背を伸ばそうとする、姿勢をただそうとすることがクセのようになっていた。

 それで森田愛子の言うことを実際にやってみて、どうやら本当にそのほうが、猫背的なほうが、背が丸みをもっているほうが息がよく入るらしいと確認したとき、背をのばそうとする、姿勢を矯正しようとするクセがそのときから消えていった。

 こういったことはドナ・ファーリの『自然呼吸法の本』のなかにおそらくはあったのだ。ていねいに読んでいれば、こういう答えを導き出せる記述はあっただろう。片山洋次郎もきっと書いているだろうし、野口晴哉も細かく読んでいけばあるかもしれない。

 しかし一を聞いて十を知るなんてことはじっさいには起こらないことであって、やっぱりストレートにスパッと直接的に言ってもらわないとなかなか分からないものなのだ。

 森田愛子の『深呼吸のレッスン』を読んだあと、やっぱり森田愛子の書いている『深呼吸のまほう』も読んでみた。

 途中で「広告のページ」みたいなものがあって、どう考えていいのか困惑したが、それでもやっぱり森田愛子という整体師にはこの人だけが気づいているものがあると思う。

 

 

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