むかしの雑誌

本棚を掃除していたら、むかしの雑誌が出てきた。
『サンサーラ』、徳間書店の発行で、1996年8月号。
目次をみると、吉本隆明「情況との対話 餓死老人の希望」、芹沢俊介「尊師とおっちゃん」という辺りが目につく。
その頃のことをずっーと思い出してみるとたぶんぼくは散歩のコースのなかに入っているある本屋で、吉本隆明の書いている連載の「情況との対話」を立ち読みしていて、立ち読みで全部読んでいたのだ。
それでさすがに本屋にたいしてバツがわるくなってたまに買っていたのか、それともとくに印象にのこった吉本隆明の連載の号を買っていたのだと思う。
今回、吉本隆明の「情況との対話 第41回 餓死老人の希望」を読みかえしてみる。それと買ったときは読んでいなかったかもしれない芹沢俊介の「尊師とおっちゃん」も読む。
「尊師とおっちゃん」が面白い。
ずっとあることがひっかかっているのだけれど、そのことを考えるヒントになった。
というわけで、読みかえしたら捨てようと思っていた『サンサーラ』1996年8月号はまたぼくの本棚に帰ることになった。
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