小林信彦の「映画が目にしみる」
小林信彦の文庫本『映画が目にしみる』を読み終わった。
淀川長治のあとをつぐのは小林信彦なんだなとおもった。映画評論の名手という感じ。
一つひとつのながさが喫茶店などでホッとしたいとき読むのに最適だ。じつにあっている。
なまぬるいというか興行のためまとめあげたという印象が残ったクリント・イーストウッドの『ミリオンダラー・ベイビー』の評価などなっとくのいかないものも2、3あったが、それでも読んでいるあいだくつろいでいられる本だった。
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