近所の風景
休みの日にのんびりゆっくり過ごしたいというのが長年のぼくの夢なのだ。なぜかそれができない。そうならない。なにも用事がなくてもそうならないのだ。わが気持ちは。
ふしぎなことにそうならないのだが、それでも「のんびりゆっくり」に近づいてきたとおもう。やっとそれができることに近づいてきた。
「のんびりゆっくり」のぼくの原風景は田舎の家の納屋のわらの上で、ぼくがそこに寝ていて、その納屋にひかりがはいりこんでいて、ぼくがボーっとそれをみているというものだ。あのときのぼくの体は満ちていたようにおもう。
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