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休みの日に吉本隆明の『共同幻想論』を読みながらビル・エヴァンスを流していたらおもわずうなってしまった。
ビル・エヴァンスのピアノもいいな。孤立感と透明感。しかし温かさとなごやかさもこの演奏にはある。Bill Evans Trio - I will Say Good Bye と画面にある。
突然の梅雨入りだった。今日こまかい雨がふっていて、風がつめたい。
晴れた休みの日に洗濯物を干していたらキース・ジャレットのピアノが部屋のなかにあふれるような響きだ。おもわず手をとめて、ユーチューブの画面に見いった。
Keith Jarrett Standards Trio の演奏とある。ベランダにでて洗濯物を干すときジャズの演奏を聴きながらということがときどきあって、この日はキース・ジャレットの演奏を聴く気になったのだ。
透明で、軽く、シンプルだ。そしてもの静かでもある。夜のなかではっきり聴こえる言葉のようでもある。そういう音をだす。だいぶ前キース・ジャレットのピアノを選んで聴いていたことを思いだす。夜のなかをたたくような冷たい硬質な音という印象がある。夜のなかでその音だけが聴こえてくるような。いまながれているのは緊張感もあるがリラックスもしているという音だ。
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