「L.A.ギャングストーリー」
ショーン・ペンがロサンゼルスを牛耳る暗黒街のボスを演じるスタイリッシュなギャング映画。よく出来ている。しかし観終わってなにも残らないことに気づく映画でもある。人間を描いているようで、描けていないからだろうか。人間を描く線が太すぎて繊細さに欠けるというよりも、描かれているのは映画のために造られたギャングや警官で(特に警官は徹頭徹尾つくりあげられている)、ギャングや警官になった人間を描こうとしていないということだろう。
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