唐組「虹屋敷」を観に行く
井の頭恩賜公園でやった唐組の第50回公演『虹屋敷』を観に行った。
唐十郎の出ていない唐組の芝居ははじめて観たわけだけれど、いい出来だったと思う。劇に幅の広さとふくらみを感じた。
セリフを追いかけて、意味を、ストーリーをさぐるということでは相変わらずよく分からないのだが、劇のうねりにはついていけた。
とにかく何かをさがして、水の上を、地下のトンネルを、町を、男たちが、女たちが走り回り、歩き回る。それはみつかったんだろうか、みつからなかったんだろうか、それは<みえたのだ>というところか。
舞台でセンターを張っている稲荷卓央が熱演。なにか気になる辻孝彦もビシッと決めていた。
けがで療養中の唐十郎がチラッとでも出てくるのかと期待したが、鋭意リハビリ中とのことだった。
作・唐十郎。演出・唐十郎+久保井研。
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「紅屋敷」を「虹屋敷」に訂正しました。
すみません。
夕日にきらめく紅テントの印象があまりにも強烈だったもんで。
投稿: 布村 | 2012年10月28日 (日) 05時07分