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2012年8月 7日 (火)

「シェーン」を観に行く

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 名画といえるだろう。西部劇の形をよく利用した名画というべきか。『荒野の七人』『荒野の用心棒』とはまったくちがった映画だ。

 『シェーン』は1953年の映画。日本でも同じ年に公開されている。『荒野の七人』『荒野の用心棒』と同じところは流れ者と土地に生きる者との対比を映画の基本的な形としているところだ。『荒野の用心棒』にはその対比は薄いが、流れ者クリント・イーストウッドが町の者が見るなか町を去っていくというのがラストシーンだ。

 『シェーン』は開拓時代のアメリカの人々の暮らしぶりが、酒場や農家の在り様が、広々とした風景が、実際こんな感じだったんだろうなと思いながら観れる映画でもある。こういう面は『荒野の七人』や『荒野の用心棒』はもっていない。

 流れ者の映画だ。銃を捨てようとするガンファイター・シェーンを演じるアラン・ラッドは優男ふうだけれども流れ者の陰影をみせて印象が強い。こういう映画はもう作れないなあと思いながら観ていた。人間への信頼、肯定、時間のゆっくりと流れる様、もう作れないだろう。美しい映画といえる。ジョージ・スティーヴンス監督。

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