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2012年8月

2012年8月30日 (木)

綿矢りさの「かわいそうだね?」を読んだ

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 面白かった。綿矢りさの特徴の軽めの疾走感が文章にも物語にも満ちていて、ほとんど一気に読んだ。

 最初のほうは週刊誌に連載したものらしい感じがして、上手くいってないのかなと思ったが、「私」と「隆大」と「アキヨ」との三角関係が煮つまっていくうちに文章が疾走しだして、ちょうどパソコンのフルスキャンが始まったこととテレビであんまり面白い番組をやってないことで、なにか手もちぶさたという感じがあって、『かわいそうだね?』のページを開いたわけだけれど、読んでいるうちに物語はトップスピードに乗り、走り続け、そのまま読み終えた。

2012年8月29日 (水)

ミスタードーナツで

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2012年8月27日 (月)

大学通りで

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2012年8月24日 (金)

夏の過ごし方

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 今年の夏はへばり方が例年よりも少ない。夜寝るとき、エアコンを運転せずに眠れていることが大きいと思う。

 エアコンを運転せずにはむし暑くて眠れない夜もあったが、たいていは北側と南側の窓を開ければ風が入ってくる。それでなんとか眠れる。1階に住んでいるわけではないのでこれができる。このことが大きい。これが夏バテにならずに済んでいる理由のひとつだと思っている。

2012年8月21日 (火)

「Kototoi」吉本隆明のインタビュー

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 自分が金を出して買っている唯一の文芸誌『Kototoi』(菊谷文庫)に吉本隆明へのインタビューが載っていて、この3号で終わりになる。さびしい感じがある。2011年の6月に行っているインタビューだ。

 これから吉本隆明の書いたものを読むことがあるのかどうかわからない。しかししゃべっているのを読んで、大きな自由な人だなと感じる。こういう感じを与えてくれる人は他にいないな。インタビューのタイトルは「固有値としての自分のために」。

2012年8月16日 (木)

御岳渓谷を歩く

 今回も軍畑(いくさばた)駅から御岳(みたけ)駅へのコースを歩いた。

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軍畑駅から歩く

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御岳渓谷遊歩道入口

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ここを下りる

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御岳渓流。多摩川のことだ

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板の道

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おだやかな感じ

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川は相変わらず涼やかだが、今回は道に目をひかれた

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遊歩道のそばにある橋

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もうすぐ終わりだ

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御岳駅に着く

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御岳駅のホーム

2012年8月14日 (火)

帝国劇場に「ラ・マンチャの男」を観に行く

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 何回目になるのか。90年代に青山劇場に行ったのが初めてだと思う。だいたいのところ観に行く気になっているというのは唐組の芝居とこの『ラ・マンチャの男』と松たか子の芝居ぐらいになってしまった。広がりに欠けるとは思うが、演劇への関心は下がり気味だ。

 映画は増えた。映画館で観るのとテレビやビデオ・DVDで観るのは、ちがうことだと分かってから映画館によく行くようになった。

 朝、9時半ごろに家を出る。ゆっくり行きたかった。東京駅で乗り換えて山手線に乗った時、窓ガラスにちいさな線がひかれているのがみえた。雨の線だ。雨が降りだす。

 今回はアルドンサ(松たか子)とドン・キホーテ(松本幸四郎)の関係が鮮明に浮かびあがった。演出もやっている松本幸四郎に今回、そういう意図があったのかどうか分からないが、ドン・キホーテに影響されてアルドンサが正しき振る舞いをした結果、これ以上はないひどい目にあってしまい、その怒りをドン・キホーテにぶつける場面が強烈だった。

 この場面は重層的な場面でもあって、ドン・キホーテのもつ二重性も鮮明に浮かびあがる。ドン・キホーテの影が実体をもつもののように濃くはっきり大きくなる。

 あと歌がよかったな。『ラ・マンチャの男』はミュージカルなんだということをあらためて何度も確認した。

 

2012年8月13日 (月)

有楽町で

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2012年8月10日 (金)

上野に「ベルリン国立美術館展」を観に行く

 夏休みの最中上野の国立西洋美術館でやっている『ベルリン国立美術館展』を観に行った。

 お目当てだったフェルメールの「真珠の首飾りの少女」は目立たなかった。展示されている絵の流れのなかでは目立たないのだった。部屋に貼ってあるポスターの「真珠の首飾りの少女」のほうがずっと印象的だった。

 進歩など幻想のような気もしているが、これは進歩か、<進歩のような変容か>という絵の流れがあった。そう思ってもいい絵の変わり方のすっきりとした絵の流れがある時期あった。

 企画展の『ベルリン国立美術館展』のときか常設展の絵を観ているときだったかはっきり思い出せないが、そう観ることができた。

 ちょうど昼時に観終わったので、駅のまわりを歩いて、駅前にある「じゅらく」というお店に入った。創業時の大正13年の味のままというナポリタンを食べてみた。まあまあだったかな。

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2012年8月 9日 (木)

立川で

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2012年8月 7日 (火)

「シェーン」を観に行く

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 名画といえるだろう。西部劇の形をよく利用した名画というべきか。『荒野の七人』『荒野の用心棒』とはまったくちがった映画だ。

 『シェーン』は1953年の映画。日本でも同じ年に公開されている。『荒野の七人』『荒野の用心棒』と同じところは流れ者と土地に生きる者との対比を映画の基本的な形としているところだ。『荒野の用心棒』にはその対比は薄いが、流れ者クリント・イーストウッドが町の者が見るなか町を去っていくというのがラストシーンだ。

 『シェーン』は開拓時代のアメリカの人々の暮らしぶりが、酒場や農家の在り様が、広々とした風景が、実際こんな感じだったんだろうなと思いながら観れる映画でもある。こういう面は『荒野の七人』や『荒野の用心棒』はもっていない。

 流れ者の映画だ。銃を捨てようとするガンファイター・シェーンを演じるアラン・ラッドは優男ふうだけれども流れ者の陰影をみせて印象が強い。こういう映画はもう作れないなあと思いながら観ていた。人間への信頼、肯定、時間のゆっくりと流れる様、もう作れないだろう。美しい映画といえる。ジョージ・スティーヴンス監督。

2012年8月 6日 (月)

祭りの準備

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2012年8月 3日 (金)

「ひょうたん」47号合評会

 『ひょうたん』47号の合評会をやった。集まったのは5人。予定よりもなお少ない人の集まりとなったが、集まった5人の作品の合評はしっかりできた。充分な時間をとれた。

 場所はいつものとおりの飯田橋で、早めに出て、飯田橋を少し歩いて写真を撮る。暑い日だった。

 

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