芥川龍之介「地獄変・偸盗」を読んでいる
「偸盗(ちゆうとう)」「地獄変」「竜」「藪の中」どれも面白い。こんなに面白い物語を書ける人だとは思わなかった。芥川龍之介のイメージを改めた。
« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »
「偸盗(ちゆうとう)」「地獄変」「竜」「藪の中」どれも面白い。こんなに面白い物語を書ける人だとは思わなかった。芥川龍之介のイメージを改めた。
『荒野の七人』と同じく黒澤明の映画を基にしているが、映画の作り方としてあきらかにテンポがちがう。話の運びが速い。マカロニウェスタンは西部劇の革命とまではいわないが、新しい世界だったんだなあと思う。このテンポのよさが、世の中のテンポと合っていたのだ。受けたのも当然だと思う。
三船敏郎が演じた<用心棒役>はクリント・イーストウッド。まだ線の細さが見えなくもないがカッコいい。それと音楽が効果的だ。場面場面を押しだす役目をぴったりと果たしている。セルジオ・レオーネ監督。
見たことないほど大きな文字だ。
細かい雨が降ってきた。
『ひょうたん』47号ができました。ぼくは「モスバーガーで」という詩を書いています。
『ひょうたん』47号に書いているのは、
村野美優、阿蘇豊、大園由美子、後藤順、水嶋きょうこ、柏木義高、絹川早苗、小林弘明、布村浩一、岡島弘子、相沢育男、小原宏延、中口秀樹、君野隆久、森ミキエです。
発行所はひょうたん倶楽部。装画は相沢律子(いつもの相沢育男+相沢律子のコンビじゃなく、一人が描いている)。編集/制作は相沢育男。400円。
三度目になるかな。面白い。ドストエフスキイという物語をよめる。借金をしまくるところは石川啄木をおもいだすが、啄木のさわやかさは微塵もない。生活破綻者だ。こんな無茶苦茶な人がああいう大小説を書けたんだから不思議といおうか、面白いというか、小説だけには無茶苦茶こだわる。それでも賭博のほうが大事だったりするのだ。ロシアというものがあってドストエフスキイがある。ロシアというものがなければドストエフスキイはない。ロシアというものがなければドストエフスキイは存在しない。
こういうタイプの、おそろしく粘着質な人物は日本にはいない。弱そうで粘り強く、くじけそうでなかなか倒れない。とっくに倒れてもいいところで倒れない。まだ起きている。
最近のコメント