アレクサンドル・デュマ「三銃士」
ブックオフでなんとなく買ったアレクサンドル・デュマの『仮面の男』(角川文庫クラシックス 石川登志夫・訳)が予想外に面白くて、つづけて近所の本屋で新刊で同じデュマの『三銃士』(角川文庫 竹村猛・訳)を上・中・下と買った。こっちのほうがもっと面白かった。
デュマはフランスの19世紀の人だが、文章がながれるようで豊かな物語を編み出している。今でも面白いんだから生命力のある小説だ。ただ『モンテ・クリスト伯』(岩波文庫 山内義雄・訳)はだめだった。文章をメロドラマ調に作ってあって、十分の一くらいを読んだところでいやになった。あれ以上は読めない。
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