ゴヤ展に行く
職場に貼ってあったゴヤ展のポスターのそばを何度も通るうちに、ゴヤの絵を観に行きたいなと思うようになった。ゴヤの絵というのはなんだかボーッとしているような、おっとりのんびりしている感じを受けるからだ。その絵がぼくのなかの何かを引きだすようだ。
正月明けの6日、上野にある国立西洋美術館のゴヤ展に行った。天気のいい晴れの日。ゴヤの絵は思っていたとおり、輪郭をはっきりさせないボーッとしているようなおっとりのんびりしているものだった。それと空がいいと思った。青い空が美しい。よく塗りこめられた背景もいいと思った。
ゴヤの絵から出てくるものは受け取った。さあ帰ろうと出口に向かったが、ここで帰ってしまえばよかったのだが、横で常設展をやっていて、「もう少し観たいな」と思い、ゴヤ展で使った入場券ではいれることもあって、つい入口に向かってしまった。
1階にあるロダンの彫刻を観たあと、上にある15世紀くらいに描かれた宗教画、イタリアの絵だったと思うが、これもいいなあ、こういうのを宗教画というんだなと、興味をひかれて、ずっと観て回っていたが、二十点くらい観ただろうか、それぐらいの絵を観たところで、ぼくの体の情報許容量の限界点にきたことを感じた。ここで外に出た。
12時過ぎの上野駅公園口、署名集めの人たちが駅の周りにいっぱいいる。その横を通り抜けて昼飯を食べれそうな店を探す。上野駅のまわりをぐるっと歩いているうちにアメヤ横丁という派手な看板の通りが見えた。ここなら食べれる所がありそうだとはいって行った。
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