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2011年11月14日 (月)

「アマデウス」を観に行く

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 9時半ころ部屋を出て、電車の中でゆっくりしながら、劇場のある銀座についたのが11時くらい。3階の劇場ルテアトル銀座に行ったが、ここで開場の12時まで待つのはつらそうなので、外に出て歩く。ドトールがあった。

 開演前、薄暗い舞台の中央奥に椅子があって、だんだん目が慣れてくると人がむこう向きに座っているようにもみえる。まったく身じろぎしない。あれは松本幸四郎がすわっているんじゃないかと思っていたら、そうだった。まったく動かなかった。

 ピーター・シェファー作『アマデウス』。これは何度も観に行った『ラ・マンチャの男』を思い出させるようなしっかりした芯のある舞台なんだと分かった。第2幕でサリエリ(松本幸四郎)がモーツァルト(武田真治)を殺すことを考え、自分ではなくモーツァルトを<選んだ>神への敵意を口にしたとき、厚みのあるこの芝居の骨組みがみえたように思った。

 神に愛され選ばれた男ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。その才能に激しく嫉妬し、足を引っ張ろうとする宮廷作曲家アントニオ・サリエリ。90年代にこの芝居を観ていたら、どうなっただろう。どう思っただろう。気づくことがあっただろうか。

 これは「松本幸四郎の『アマデウス』」といってもいい芝居で、ほとんど出ずっぱりのサリエリを演じる松本幸四郎の演技は豊かに影をもっていて、やっぱりすごい役者だなと思った。それと全然期待していなかったモーツァルト役の武田真治が意外にも適役で、これも観に行ってよかったと思ったことのひとつだ。なぜかというとNHKのある番組で見た武田真治の印象がひどく悪くて、ずっと嫌いなタレントだったからだ。見直すことができてよかった。

 

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