小林秀雄「考えるヒント」
小林秀雄の『考えるヒント』(文春文庫)を読んでいる。これで確か三度めか四度めになる。これは好きな本で、小林秀雄の書いたもののなかでも、よいと思う本だ。
唯一、しっくりこないのは「ソビエットの旅」のなかのソビエトについての記述で、小林秀雄はソビエトという国家のことはよく分からなかったんじゃないかと思う。小林秀雄の勘や常識がここでは空振りしているようにみえる。
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