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2011年4月15日 (金)

「トゥルー・グリット」

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 思わぬ拾いものだった。新聞の映画評を読んだとき楽しめる映画かもしれないと思ったが、期待以上だった。

 『トゥルー・グリット』(監督ジョエル&イーサン・コーエン兄弟)。

 正統派の西部劇。バランスのいい映画。昔の西部劇のリメイクじゃないかと思う。ジョン・ウェインが出ていた映画だと思う。

 父親を殺された14才の娘マティ(ヘイリー・スタインフェルド)が、父親の仇を討とうとすご腕だが酔いどれの保安官コグバーン(ジェフ・ブリッジス)を雇い、父を殺したならず者チェイニーを追いかける。おなじくチェイニーを追うテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)も加わって荒野のなかの追跡劇がはじまる。

 仇を討つことをけっしてあきらめない14才のマティを演じるヘイリー・スタインフェルドが可愛い。生意気で頭のいい少女を演じて生き生きとしている。酔いどれ保安官のジェフ・ブリッジスもいい。

 大地震のショックもあるし、いろいろあってストレスがたまっているので、気晴らしのできそうな映画を選んでみたが、見事当たった。しっかりした後味のわるくない映画だ。バランスのよさが安定感をあたえてくれる。トゥルー・グリットというのは真の勇気という意味。

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