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2010年12月12日 (日)

宇多田ヒカルのコンサートを観に行く

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 コンサートといっても会場の横浜アリーナのチケットは手に入らなかったので、生中継をやる映画館に観に行った。

 「今しばらくおまちください」という開演前の画像の奥から会場のざわめきが伝わってきて、ワクワクする。

 宇多田ヒカル登場。これはやっぱり映画館の生中継ではなく、コンサート会場にいきたかったなと思ったが、仕方ない。

 宇多田ヒカルというのは大人の女のひとなんだなと思った。公式サイトの日記をよく読んでいたから、弾むような、天衣無縫にちかい人というイメージがあったけれど、そうではなかった。

 コンサートのなかで、歌のなかで打ち出してくる宇多田ヒカルの<私>が、浮かびでてくる宇多田ヒカルの<私>が、素敵だ。

 コンサート会場から遠くはなれて同時進行で映像でみるというのは不思議な感じで、興奮しつつも、まったく自分のペースで観ている。

 かっこいいし、観ながら、聴きながら宇多田ヒカルは日本の社会のなかの貴重な表現者なんだなということが分かった。コンサート会場にいたら、きっと何かを<体験>できただろう。

 7時から開演ということで、モスバーガーとケンタッキーフライドチキンをはしごしたりして時間がくるのを待った。帰りはなじみのない街の駅までけっこう歩いて寒かったが、よい一日だったといえる。誰にとっても決定的になにかが起こるということはなくなってしまったが、それでもよい一日だった。

 宇多田ヒカルが帰ってくるのか、来ないのか分からないけれど、そのときぼくがまた聴きたくなるのかどうかも分からないけれど、常に動向が気になる人のひとりになったことは確かだ。

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