朝の空
のんびりしている日曜日。
テレビでARATAと寺島しのぶと若松孝二の座談をやっていた。
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のんびりしている日曜日。
テレビでARATAと寺島しのぶと若松孝二の座談をやっていた。
鮎川信夫と石川好が対談している『アメリカとAMERICA』(ちくま文庫)を読んでいる。
これはアメリカという国がぼくらにとって今よりもずっと大きな存在だったころの話だなと思いつつも、面白い。
『人間の建設』読み終わった。
岡潔という人を知ることができてよかったと思う。基本的に人間へのとらえ方、現実へのとらえ方を信用してもいい人だと思った。
きのう、おとといの余りのむし暑さに、方針をかえて、エアコンをつけて寝ている。(タイマーをかけてだが)。
窓をふたつ開けていても風があんまり通らないし、部屋のむし暑さに眠れる気がしなかった。
結果として眠れたからそれでよかったのだと思う。臨機応変にやっていこう。
麦茶だけだと飽きてしまうので、玄米茶を買ってみた。
曇っていたが、晴れてきた。
今日の地域の最高予想温度は35℃。地上デジタル用のテレビだと住んでいる市の予想温度がでる。最初は無気味だったが、慣れてしまった。
猛暑のピークも過ぎたようで、やっとコーヒーを飲む気になった。
本を読んで疲れたとき食べるのがアイスクリーム。最近はこれが気に入っている。
小林秀雄が数学者の岡潔と対談している『人間の建設』(新潮文庫)を読んでいる。これはハズレかなと思ったが、岡潔が文章についていいことしゃべっていて、つづけて気を入れて読む気になった。
テレビをつけていたら、「宇多田ヒカル無期限活動停止」のニュースがあってびっくり。これは本人の書いているものを読んだほうがいいだろうと思い、テレビを消して、宇多田ヒカルのホームページ、公式オフィシャルサイトというんだろうか、そこのいつも読んでいる「Message from Hikki」まで飛ぶ。
「久しぶりの大事なお知らせ」という文章があった。最後に「宇多田光」の署名もあって目が止まる。
雨がすこし降っている。最高予想気温27℃、すばらしい。今日は楽に過ごせそうだ。
夜はだいたい眠れているし、この夏をうまく過ごせていると思うが、さすがに長い猛暑に身体がへばり気味だ。
麦茶をつくって熱いのを飲む。
地上デジタル用テレビを買いに行ったとき撮ったもの。
もともと8月には買うつもりではいたけれど、テレビを見るたびに「あと1年」、「あと1年」とせかされているようで、耐えかねて買いに行ったという面もあるな。
街は暑く晴れてひとは少なかった。
藤沢周平の小説『白き瓶 小説 長塚節』(しろきかめ しょうせつ ながつかたかし)(文春文庫)読み終わる。
歌人長塚節の生涯を書いた小説。長塚節との距離がよく取れたスケールの大きな伝記小説だ。藤沢周平のいつもの娯楽小説とは違っていて、おのれの素顔ものぞかせている。しかしこの小説を読んであらためて藤沢周平の力量は並みじゃないと思った。
長塚節は正岡子規の門下の歌人で、同じ門下に伊藤左千夫がいる。ふたりの友情、葛藤、反目が『白き瓶』の大きな流れのひとつとなっていて、ちょうど同人誌にはいろうかと考えているときなので、その意味でも興味深く読んだ。
長塚節は明治から大正を生きた人で、短歌誌「馬酔木(あしび)」「アララギ」に集まった同人のほかに高浜虚子、石川啄木、夏目漱石、森鴎外らが小説のなかに出てくる。森鴎外の開いた集まりを、長塚節が(藤沢周平が)文化的な、趣味的なサロンととらえて、嫌っているのが面白かった。
麦茶をつくって飲むようになった。熱い麦茶もおいしい。冷たいものばかり飲んでいると腹具合がよろしくない。
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