「龍馬伝」
今年のNHKの大河ドラマ『龍馬伝』をいつのまにか毎週観るようになった。面白くてドキドキする大河ドラマというのはじつに久しぶりだ。映像が鮮やかで美しい。
武市半平太という複雑な武士がドラマの吸引力になっている。土佐勤王党の指導者で、下士でも上士でもない上士扱いという存在。大殿・山内容堂へのあこがれと信頼は強い、しかし山内容堂は上士ではない武市半平太をじつは人間扱いしていない。大森南朋の演じる武市半平太の視線が『龍馬伝』に光と影をつくりだしている。
びっくりしたのは武田鉄矢の勝海舟がぴったりくること。これが武田鉄矢かとおもうほどかっこいい。
福山雅治の龍馬はミスキャストに観えたときもあったが、福山雅治でなければつくれない龍馬像をつくっているとも思う。広末涼子の加尾とのラブシーンは美しく切なかったし、攘夷というイデオロギーの噴き乱れる幕末に、ひとり命の大切さを説く、ほんわりとした感じは福山雅治ならではのものじゃないかと思う。
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