「小林秀雄対話集」
『小林秀雄対話集』(講談社文芸文庫)の巻頭の小林秀雄と坂口安吾の対談を読んで、初めて小林秀雄をイヤな奴だと思う。ひとが言おうとするのを押さえこむような話し方をする。批評を書いているときと、印象がちがってくる。相手を言い負かそうとするところがあるんだなと思う。
しかしこの昭和23年の小林秀雄は、荒っぽく言いたいことを言っていて面白くもある。
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