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2009年12月13日 (日)

コミュニティマガジンとこころとからだと

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 『コミュニティマガジン い 』(いの会)創刊号を読む。コミュニティマガジンという名付けに少しそそられた。最初に挙げている「はじめに」がいい。

 人生の基本はニュートラルだとつくづく感じる。常に悲しかったり、苦しかったり、さびしかったりするのはやはり妙なことなのだ。こころはニュートラルな状態をもってこそ、通過してこそ、うまく働くのだと思う。ずっとエンジンがかかりぱっなしというのも、ほんらいはおかしなことなのだ。

 そして人間というものは、人間の自然というものはずっとさびしくも、ずっと悲しくも、ずっと苦しくもないはずだ。体の不調や、経済的な困窮、圧しかかる環境につかまっていない限り、そうはならないはずだ。

 ぼくたちはニュートラルな場所から出ていき、帰ってくる。そしてニュートラルな場所からまたどこかへ出かけていくのだ。こころとからだはそんなふうに働くのだ。そう働いてこそこころとからだは力を強く出しきることができるのだ。

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