村野美優の「草地の時間」
村野美優(むらの・みゆう)の『草地の時間』(港の人)を読んだ。
このところリズムのいい、行間に広がりを感じさせる平明な詩を読んできたけれど、村野美優の『草地の時間』はちょっと感じがちがう。平明であるけれど、優しくはあるけれど、切り立ったところがある。背中の線のするどいところがある。ふしぎな影のうすさもある。この「影のうすさ」というのが村野美優の個性だと思う。
とにかくぼくは仕事が終わったあと、夕食を食べたあと、何日間かこの詩集を熱心に読んだのだ。ふつう仕事が終わったあとは、ひたすらくつろぐことに努めるけれど。
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このたびは拙詩集を丁寧に読んでくださったうえに、このようにブログに載せてくださり大変ありがとうございます。布村浩一さんの詩は長田典子さんの個人誌KO.KO.DAYSで初めて読んでとても気になったので、拙詩集をお送りさせていただきました。御詩集『大きな窓』をご恵送くださり、ありがとうございました。今、大切に読ませていただいております。感想は後ほど書きます。では、お礼とご挨拶まで。
投稿: 村野美優 | 2009年12月25日 (金) 23時07分
村野さん
書き込みありがとうございます。
ぼくはふつう仕事が終わったあとは、詩集はおろ
か、本そのものを読まないんですが、「草地の時間」
は熱心に読みました。
何か心ひかれたんですね。
よい詩集をありがとうございました。
投稿: 布村 | 2009年12月26日 (土) 19時10分
ちょっと窓の内をのぞいてみました。今仕事多忙につき、ちょっとだけで残念です。がんばってください、いろいろ。
投稿: kasiwagi yositaka | 2010年8月 1日 (日) 22時10分
書き込みありがとうございます。
暑い日がつづきますが、なんとか夏バテにならずや
っています。
また見に来て下さい。
投稿: 布村 | 2010年8月 2日 (月) 19時51分