選挙に行く
選挙に行ってきた。7時台に行ったが、人がいつもより多いということはなかった。
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選挙に行ってきた。7時台に行ったが、人がいつもより多いということはなかった。
選挙でどこに投票するか大体固まった。今度はかなりまじめに考えた。自分の頭と心がこれでいいだろうと思うところまで時間をかけた。自分の利害にとってはどうなんだということも考えた。こういうことを考えたのは初めてだった。とにかくいい頭と心のトレーニングになった。
いまテレビで気に入っているのはNHKの『世界ふれあい街歩き』という番組。
世界のいろんな街を紹介する番組でそのゆるいゆっくりとしたテンポがいい。見ていてくつろぐ。ナレーションを担当する人は毎回変わっているようだが、一貫してゆったりとしたしゃべりだ。新聞のテレビ欄でみつけると必ず見ている。
曇りだが夏はいろいろな雲のかたちを楽しむことができる。
『海辺のカフカ』を読み、テレビを見、グレン・グールドの『ゴールドベルク変奏曲』を聴く。くり返し聴く気になるクラシックははじめてだ。
曇った空にも晴れた空にも合う曲だと思う。考えずに聴いていればいい。
たぶん弾いているグレン・グールドは喜びを感じている。その感情が基底にずっとある。緊張したグレン・グールドの顔や肩を思い浮かべるときもあるが、しかし軽やかだ。緊張した二つの硬い層のあいだにやわらかい層がずっとある。
軽やかというのはいいものだなあと思う。
曇り。
衆議院選挙の投票所入場整理券が送られてきた。どう投票するかだいたい決めていたんだが、昨日から迷いだした。
曇り。
今年は夏バテになりそうで、ならずにきた。このままいきたい。
御岳渓谷(みたけけいこく)に行って、渓流を歩いてきた。遊歩道が造られて観光ウォーキングコースというところもあるが、渓谷であり、渓流だった。
御岳渓谷遊歩道の入り口
流れがけっこう速い
渓谷という感じ
美しい所がいっぱいあった
何かなつかしいような風景
これもなつかしいような道
道もそろそろ終わりだ
夏の空。
<ゴールドベルク変奏曲>、おだやかな透明感、光がゆっくり、ゆっくり舞っているようだ。静かだが躍動感がある。
ユーチューブでグレン・グールドが弾いているのをみると、歌いながら弾いていて、面白い奴だなあと思う。この人はたぶん、本気だったんだろうなと思う。
チケットを買いに行く、迷ったが、たまにはミュージカルもいいだろうと思って買った。建物を出たとき、前に観に行ったのもミュージカルだと思い出したが、まあいいだろう。
吉祥寺に行って、昼食に中華そばと唐揚げを食べる。妙な取り合わせだと思ったが、これを食べたかった。
ブック・オフに行って、グレン・グールドの『ゴールドベルク変奏曲』を買う。2450円、CDそのものは傷つかないようにちゃんと別の所に保管してあった。それから本売り場に行って、文庫本4冊、810円を買った。
むし暑い日だった。割合、いろんな場所に行ったが、うつくしいと思ったのは駅のうえの空だけだった。
『サマーウォーズ』を観た。
新しい感じのアニメ映画。新しくもあり凡庸でもあるアニメ映画。
ハッとするほど美しい夏の場面があった。時代にたいする新しい見方を感じさせるアニメ映画だが、反面、人間にたいする見方は新しくはなく類型的だった。爽快感といえるほどのものは最後までこなかった。時代は秩序を求めているのだろうかと、観ていて、ふと思った。
夏のうつくしい空をみることができると思っていたら、曇りだった。
テレビでピアニストのグレン・グールドの番組をやっていて、とても変わった人だった。白黒の映像と彼の弾く「ゴールドベルク変奏曲」が心に残った。
台風はまだこない。
いつか座ってみたいベンチ。
『Xへの手紙・私小説論』(新潮文庫)を読んでいる。
この本で初めて小林秀雄が小説を書いていたことを知った。最初にある「一ツの脳髄」は面白いもんじゃない。小林秀雄自身が面白い小説を書こうとしていなくて、何か別のことを考えながら書いている。
小説は「一ツの脳髄」「女とポンキン」「からくり」「眠られぬ夜」「おふえりや遺文」と載っているが、「おふえりや遺文」の途中でもういいだろうと思って、飛ばして、批評を読んでいる。
散歩の途中でみつけた「夏の木」。
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