曇り
曇り。
桜が開花しだした木がみえる。
朝は納豆ご飯。これから洗濯をする。
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曇り。
桜が開花しだした木がみえる。
朝は納豆ご飯。これから洗濯をする。
曇り。寒い。
24日のWBC、日本対韓国戦、たまたま仕事が休みで観ることができたが、すごい試合だった。野球を観てあれほど興奮したことは久しくなかった。
「ポトスライムの舟」を読む。本になったら買ってみようと思っていたが、新聞の『文藝春秋』の広告に大きく載っていたのを見て、ほかにも読めそうなものが載っていることもあって買ってみた。
津村記久子「ポトスライムの舟」。ひじょうにストレートな文章。それがだんだん速くなる。「私」のことを書いた小説。
テレビで芥川賞の報道をみているときの、津村記久子の印象はよかった。それが『文藝春秋』を買った動機のひとつだし、「派遣社員の物語」みたいな宣伝文句にそそられたということもある。
作者は会社で働くことがどういうことかよく知っている人なんだなと思う。会社で働く人間のほとんどが考えるようなことをこの人も考えている。
「語りの文学」ということになるんだろうか、関西弁のしゃべりが延々とつづく。
主人公はナガセという29才の女。契約社員としてある工場に勤めている。5年間無欠勤の女。休むのが怖い女。辞めてしまった前の会社で辛い思いをした女。
物語は展開しない、「ナガセ」のしゃべりが展開していく。「貧乏物語」というよりも「ナガセの物語」だな。何かが起こっているというのではなく、ただ、「ナガセの心」が転がっていく。「セリフ」は一行という場所を取らず、文章のなかに組み込まれることがけっこう多い。
題名につかわれている「ポトスライム」というのは観葉植物のことらしい。初めて聞いた。鉢植えで育てる植物のようで、ナガセは鉢植えだけでなく、コップや瓶の中でも育てている。
読んでいて、関東圏というか、東京圏と関西圏は生活の感覚がちがうんだなあと思ったが、そんなことあるんだろうか。
ナガセの気持ちは追いつめられていて、展望がない。「今日」だけの生活。金にこだわるが、何でこんなに金にこだわるのかナガセ自身も分かっていないところがある。カネの数字がでてくるが、この数字がでてくるとき、ナガセの心のどこかがパッと照らされている。何が照らされているんだろう。
社会に組み込まれたい。完璧に社会に組み込まれたいとナガセは思っている。その思いにいっぱいになっている。しかし無理がある。その無理が体にきて、とまらない咳になったり、体にタトゥーを入れようと思ったり、世界一周の旅行に行くための金を貯めようと考えたりする。
答えがでてくるような、ナガセの歩く道の遠くまで最後はみえるというような小説ではないのだが、完璧に社会に組み込まれたいと思っていたナガセの心は少し、その呪縛が解けたようでもある。読後感というか余韻のようなものはある。
曇り。雲が多い。
日曜日にいつも読んでいる石田衣良の新聞連載小説『チッチと子』が来週で終わるらしい。残念。
晴れ。快晴。
今年は花粉に苦しんでいるが、やっとふつうに近い睡眠をとることができるようになった。このままいって欲しいものだ。
寝るときは相変わらず鼻がつまり気味だが、あお向けで、口をあけて寝るという姿勢がある程度はできるようになったんだろうと思う。
日中、マスクをするようにしているのも、どれだけの効果があるのか分からないのだが、少しはプラスになっているはずだ。
今日は野口整体の松本純子先生の指導を受けにいった。
整体の半ば以降は「生きものとしてのオーラ」を意識しようと努めておこなった。
ぼくは初級者クラスというところなので(中級者ではない)、先輩たちについてやるわけだが(どういう言い方をすればいいのか、難しい)、体は充実した。
深く、いい睡眠こそ、人間の生命活動の基本ではないかと思わずにはいられない。深くいい睡眠をとっているかぎり、人間ってそうへばるもんじゃないし、つよい打撃をうけたとしても、やがて回復していくことができるんじゃないかと思う。
問題になるのは、深くいい睡眠が、もう工夫しなければ手にはいらないものになっていることだと思う。ぼくにとっても、ほかの多くの人にとっても。
いま深くいい睡眠をとっていなかったことに気づいてリアルに思っているけれど、いずれ忘れてしまうだろう。深くいい睡眠を取るためのいくつかの工夫、寝る姿勢とかそういったものを習慣化させていくしかなさそうだ。
曇り。
相変わらず鼻がつまるが、寝るとき、なるべくあお向けに寝ることを心がけ、ぼくは左の鼻がつまりやすいので、体の左側を下にしないようにしている(体の左側を下にして寝た場合、完全に左の鼻がつまり、右の鼻だけで息をする状態になることに気づいた)。そうすると息苦しさで、夜中に目がさめるということはある程度防げるようだ。
晴れ。花粉の季節だ。くしゃみ連発で鼻がつまる。
朝は納豆ご飯。洗濯をする。
曇り。いちめんの雲。
朝は納豆ご飯。
『現代詩図鑑』(ダニエル社)2009年冬号に「帰り」という詩を書きました。『現代詩図鑑』を手に取られる方、読んでみて下さい。
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