ジャズのライブに行く
11月7日の夜に沖至(おき・いたる)、早坂紗知、永田利樹のライブを聴きに行った。ストレスが溜まったなあと思ったので、スカッとさせようと思った。結果からいえば上手くくつろぐことができたと思う。
場所は街の中のライブハウス。自転車を林のなかにあるような自転車置き場に置いてすこし歩く。途中で本屋に入って来年の手帳を買う。街は冷えて寒い。ところどころ深い闇がある。
沖至の生演奏は初めてだ。おもしろい。フリージャズということだったが、難解さは感じない。よく分かった。それはひとつには指の動きをずっとみていたからだ。音の動きのなかにある段取り、順序、どう持っていこうとしているのかの気持ちがよく分かった。腹の動き、ひざの動き、全体の動き、とくに指の動きをずっと追っていると沖至の音楽がよく分かると思った。CDだけを聴いていたならこんなにピンとこなかったはずだ。
前半部、沖至(トランペット)、早坂紗知(サックス)、永田利樹(ベース)の三つの音が調和したとき、一瞬止まるようにつながったとき、幸福感を感じた。
10時半、冷えた街を帰る。
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